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TrelloとWrikeの

違いとは?

Wrikeを使い続けた私が思う

Trelloとの決定的な違い

2020年5月1日

プロジェクト管理ツールは世の中にたくさんあふれており、

その中でもTrelloはいち早く人気を博したツールです。

一方でWrikeは知名度では若干劣るものの、民博のAirbnbや化粧品のロレアルなど、

様々な会社での導入実績があります。

今回はそんな2つのプロジェクトマネジメントツールの価格、機能などをまとめていきます。

機能

①TrelloとWrike共通で出来ること

  • カンバンビュー
    大きい見出しであるリストを作成し、その下にタスクをどんどん作っていく方式です。
    特にプロジェクト管理に人気があるタスクビューです。
  • タスクの詳細な設定
    担当者の設定、コメント、詳細情報、添付ファイル、期限などを追加情報としてタスクに保存可能です。なお、Trelloでこういった情報を追加したい場合は、カスタムフィールドというプラグインを有効にしなければなりません。
  • タスクのフィルタリング
    担当者、期限等で画面に表示するタスクを絞り込むことができます
正直この機能さえあれば、簡単なプロジェクト管理はできてしまうと思います。
ステータス事にタスクを作成し、タスクには担当者や期限など必要な情報を追加しておく。
これが主要な提供価値で、後はどこまでカスタマイズできるか、というところで両者に違いが出てきます。
下の画像は上がTrelloのカンバンビュー、下がWrikeのタスク作成画面です。

②Trelloの特徴

  • Power-Upsが充実している
    タスクにより詳細な情報を追加するカスタムフィールドや、カレンダーでタスクを表示する機能など、様々なプラグインがあります。使い方に応じて自由にカスタマイズできるのは良い点です。プラグインの可変性も高く、カスタマイズの幅はWrikeよりも広いかもしれません。
  • Butlerでのタスク自動化
    タスクを作るタイミングと、その時のアクションの主に2つの要素でタスクを自動化することができ、Trelloの主要機能として画面に表示されています。
  • 他人のテンプレートを参考にできる
    他の人が作ったテンプレートをそのまま使ったり、コピーしてカスタマイズができます。リストの追加方やステータスの管理方法など、他人を参考にできるのは強みでしょう。

③Wrikeの特徴

  • ガントチャート、テーブルビューなど、タスクを様々な見方で表せる
    Wrikeでは、タスクに入力した担当者や日付といった情報を組み合わせてタスクの表し方を自在にカスタマイズできる点が最大の特徴でしょう。ガントチャート、カレンダー、データベース的使い方など、情報の組み合わせ方だけ表示の仕方があります。
  • リクエストフォームや作業負荷分析といった追加的な機能の充実
    リクエストフォームはGoogle Formのような機能で、質問が並んだフォームを作成し、回答者の答えがタスクとして生成されます。他にも、担当者がどれだけ仕事量をこなしているかを表示させる機能など、外部プラグインを使わなくてもできる機能が豊富に内蔵されています。

値段(月額)

①Trelloの場合

無料、ビジネス(約1,000円)、エンタープライズ(100ユーザー約2,000円)の3つに分かれています。

・無料版だと10個までしかボードを作ることはできない(ユーザ数の制限なし)

・無料版だとボードにつき1個しかPower-Upsを有効にできない

・自動化のButlerの回数に無料とエンタープライズは制限有

・有料版では閲覧者の招待、添付ファイルの容量増加、セキュリティ強化が可能

・ビジネスとエンタープライズではセキュリティに差があり

②Wrikeの場合

以下の画像のように、大きく4つのカテゴリがあります。

・無料版ではガントチャート使用不可で、タスクの作成とカンバンビューのみ

・無料版はユーザー数5名のみ

・プロフェッショナルでガントチャートと閲覧者機能が解放

・ビジネス以上でカレンダー、レポート、リクエストフォームといった追加機能が解放

・ビジネス以上はセキュリティも充実

まとめ

機能面に関して、若干Wrikeに軍配が上がるでしょうか。

Wrikeではタスクに付与した情報をもとにしたカレンダー作成や、ガントチャートでの表示が可能です。こういった機能はTrelloでも可能ではありますが、やはりプラグインだと使いやすさは落ちますし、Wrikeのほうがデザインがしっかりしていてより直感的な操作が可能です。

また、フォーム機能や作業負荷分析といった、よりプロジェクト管理に特化した追加機能が充実しています。

一方で、タスクの自動化においてはTrelloのButlerのほうが性能がよさそうです。

次に価格面に関しては、Trelloのほうがコストパフォーマンスがよさそうです。

無料版はボードの数に制限はありますが、メンバー数に制限はありません。

また、Power-Upsをうまくプロジェクトごとに使い分ければガントチャートも無料で使えます。

さらに、1,000円でほぼ全部の機能が解放されるのも魅力です。

一方でWrikeで全機能を開放するには2,500円以上かかることになります。また、無料版は5人しか使えません。

後はどれだけ使いこなせるか、というところでツールの良しあしが分かれるでしょう。

Trelloは若干英語が所々に残っていますが、日本語での記事も多めです。

Wrikeは公式HPの日本語ヘルプがしっかりしているので使い方に困ることはないと思われます。