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こんなPM(プロジェクトマネージャー)とは働きたくない!3選

2020年7月10日

「全ての仕事がプロジェクトになりうる時代」に突入した現代では、様々なプロジェクトが存在し、そして、様々なPM(プロジェクトマネージャー)がプロジェクトを成功させようと、日々奮闘しています。

現代社会のアジャイル型で進んでいくプロジェクトをマネージメントするのは、

・基本的なプロジェクトマネジメントの技術を体形的に理解をしている

・プロジェクトマネジメントに必要とされるスキルを習得している

・沢山プロジェクトを経験している

などの、スキルを保有しかつ場数を踏んでいたとしても、容易なことではありません。

 

PM(プロジェクトマネージャー)として、必要なスキルを身に着ける努力をするのも大切ですが、「PM(プロジェクトマネージャー)になったらこれだけはやってはいけない!」を知っておくことも、優秀なPM(プロジェクトマネージャー)に近づくための一歩となります。

今日は実際に多数のプロジェクトに参加して、多数のPM(プロジェクトマネージャー)の経験を有するグルーツメンバーのこんなPM(プロジェクトマネージャー)は嫌だ3選をお届けします!

①計画通り進めることだけに拘るPM(プロジェクトマネージャー)は嫌だ

プロジェクトを進行させるには、多くのメンバーがそれぞれの担当タスクを持ち、タスクを完了させていくことが必要になってきます。

通常、どんなプロジェクトであったとしても、プロジェクトメンバーは、自分の担当のタスクを進める中で、疑問や課題が出てきます。

例えば、「プロジェクトの要件定義でいうと、調査した競合リストを記載していけばいいはずだけど、本当にこの方向性の競合調査をしてリストにして意味はあるのだろうか?」などです。


出てきた疑問点は、全体会議や、PM(プロジェクトマネージャー)との進捗確認の場で、アジェンダとして挙げて、議論する必要が出てきます。
このような課題が出てきたときは、皆で話合いをしたり、分科会を新たに儲けたり、必要でないものはなくすと決めたり、方向転換したものに急遽変更したりということはプロジェクト活動では当然に起きてくることです。
こういったプロジェクトの変更を迫られた際に、「計画通りに進める、遅れないように進める」ことだけに拘泥し、議論を十分にするのを避けたり、本来の目的に立ち戻る作業を怠ったり、出てきたアジェンダを無視しようとするPM(プロジェクトマネージャー)のもとでは、プロジェクトを本質的な成功に導くことはできません。
都度出てきた課題を無視するPM(プロジェクトマネージャー)のもとでは、プロジェクトメンバーのテンションは上がらず、プロジェクト全体の士気も下がる傾向にあります。士気が低いプロジェクトはメンバーにとっては苦痛であることが多く、失敗の可能性も自然と高まります。

②自分のことを偉いと思っているPM(プロジェクトマネージャー)は嫌だ

PM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクトメンバーに、プロジェクト進捗に必要な指示を色々と出していきます。

・タスクを誰に振るか決め依頼

・各タスクの進捗確認

・タスクにかかっている時間・費用

・顧客との折衝

・外部パートナーとの折衝

・メンバー同士のコミュニケーションが上手くいっているか確認

など、プロジェクトの進捗・成功させるためにリーダーシップを取りながら、プロジェクトを進行させていきます。
このようにPM(プロジェクトマネージャー)はメンバーに指示を出す立場にあり、納期を迫ったり、進め方のアドバイスをしたり指示をしたり、品質が低い場合はその指摘をしたり、外部パートナーに対しても品質や納期をマネージしていきます。

この立場にあるが故、「自分のいうことは絶対である」「自分の指示通り動け」と勘違いし、横柄な態度を取ったり、自分はタスクを一切持たなかったり、持ったとしても自分のタスク進捗は開示せず特別扱いをしたり、高みの見物状態を取ろうとするPM(プロジェクトマネージャー)も少なからずいますPM(プロジェクトマネージャー)というのは偉いものではなく、プロジェクトを成功に導く役割を担うため決して偉いわけではありません。
自分を偉いと思い込み、指示だけを出す、メンバーの負荷が高くてもそこをケアしないPM(プロジェクトマネージャー)のもとでは、前向きな気持ちでプロジェクトに参加できないメンバーが増え、非常につまらない仕事になり、プロジェクトは失敗する可能性が高まります。

③すぐテンパるPM(プロジェクトマネージャー)は嫌だ

プロジェクトというのは、数々の想定外の課題が出てくるものです。ひとつひとつのタスクの進捗や、品質が、想定通りに回らない場合や、顧客がいる場合は顧客からの要望値が上がってしまった場合など、ひとつひとつ課題を紐解き、関係各所に冷静に現状を報告する必要が出てきます。時には、お詫びも含めた対応もしなければならないのですが、想定外のものが出た際に、対応オプションを考えられず、急に慌て始めるPM(プロジェクトマネージャー)が少なからず存在しています。プロジェクトの成功に向けて、数々の壁を突破するためには、何が起こっても責任を取ってくれると感じられる動揺をしない、テンパらない、そんなPM(プロジェクトマネージャー)のもとでなければ、メンバーは厳しい仕事を頑張れません。

まとめ

数々のプロジェクトに参画した経験から、こんなPM(プロジェクトマネージャー)は嫌だ3選を載せました!

共通することはPM(プロジェクトマネージャー)の「コミュニケーションスキル」です。未知な目標に向かって走り出したプロジェクトでは、想定外のことが起こって当たり前です。メンバー同士で考え方や目線が合わず、衝突も起きることもあります。そういう時、偉ぶったり、テンパったり、なかったことにして進めようとするPM(プロジェクトマネージャー)は信用できず、メンバーはプロジェクトの成功にコミットすることを辞めてしまいます。PM(プロジェクトマネージャー)を任されたからには、コミュニケーションを取ることを恐れず、オーナーシップを発揮しましょう!