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AsanaとWrikeの比較

AsanaとWrikeの違いとは?

2020年6月4日

近年はプロジェクト管理ツールが非常に多く市場に出回っています。

その中でもAsanaは近年人気を徐々に増やしており、日本語での記事も充実してきました。

Wrikeをずっと使い続けてきた私にとってAsanaがどのような特徴があり、強み弱みは何なのかが気になったので機能と価格面から比較を行います。

結論からいうと機能面、価格面共にほぼ差はなく、

デザインや直感的な使いやすさもほぼ互角といってよいでしょう。

ただ、プランごとに解放される機能が異なるため、選ぶ際の検討材料としてはそこが大きいでしょう。

機能

①両者に共通している機能

  • タスクの作成と日付、担当者など様々な情報の付与
    プロジェクト管理をするうえで必要最低限な機能です
  • カスタムフィールド
    タスクに付与する情報をカスタマイズできます。数値データやテキストデータなど、その幅は広いです。
  • リストビュー、カンバンビュー、ガントチャート、カレンダーでのタスク表示
    ↑の2つで付与した情報をもとに様々なタスク表示が可能です。担当者ごとにカンバンで表示したり、ステータス別にリストで表示したりと、絞り込み機能を使えば数多くの表現が可能です。
  • レポート機能
    これは報告書を作る機能で、プロジェクトの進行状況に関わるタスクや情報を抜き出して表示し、進捗があれば自動で更新されるようになっています。
  • フォーム機能
    フォームは、質問をあらかじめ設定することで回答者が送った答えが特定のタスクやフォルダに保存されていく機能です。
  • ポートフォリオ(ダッシュボード)
    自分に関係のあるタスクだけを表示させる機能で、両者とも大幅なカスタマイズが可能です。
  • 承認
    タスクが完了されたら、上司などのチームメンバーにレビュー待ちとしてタスクを送信する機能です。承認を送られた人は、ポートフォリオ機能などで承認待ちタスクを管理するとよいでしょう。
  • 他ツールとの連携
  • 閲覧者の招待
  • 作業の負荷を分析
    これはAsanaのワークロード機能、Wrikeの作業負荷分析に当たります。どちらもメンバーがどれくらいの作業量をこなしているかを可視化できる機能です。

②Asanaの特徴

  • ルールを作成し、タスクを自動化できる
    タスクを作るタイミングと、そのアクションの組み合わせで様々にタスクを自動化できます。とはいえ、定期的な議事録といったルーチン化されたタスクの自動化に使えるくらいかなという印象です。タスクの自動化で大きく差別化されるわけではないと思われます。
  • デザインのセンスが良い
    これは個人の好みの問題かもしれません。どちらもUIや画面は非常に似ています。下に参考のため2つの画面を載せておきます。どちらも作業スペースのレイアウトの変更が若干できます。

③Wrikeの特徴

  • ガントチャートの使いやすいさ
    Asanaのガントチャートにあたるタイムライン機能では、タスクのステータスが表示されません。また、タスクの期間を変更しても、依存関係にあるタスクの期間が自動的に変更されることはないようです。Wrikeであればステータスが色で表示されますし、担当者やその他情報でフィルタをかけて表示することができます。WrikeとAsanaの最大の違いはここにあるといってもよいでしょう。
  • 公式のヘルプサイトがわかりやすい
    これも個人の主観ですが、Asanaに比べてWrikeのヘルプは充実しており、基本的な機能以外にも高度な使い方のヘルプが特に充実していると思います。例えば、タイムトラッキングの記事は圧倒的にWrikeのほうが細かく書いてあります。
    Asanaのタイムトラッキング記事Wrikeの記事

④まとめ

機能ではほぼ差がないとみてよいでしょう。

あえて差をつけるとすれば、直感的な操作はAsanaに、より機能をカスタマイズして高度なことを行う場合はWrikeに軍配が上がりそうです。
(ガントチャートはWrikeの主要機能であるぶん、Wrikeのほうが使いやすいです)

UIに関しても両者の画面は非常に似通っており、2つとも直感的な操作はそのままにかなりのカスタマイズができそうです。

価格

①Asanaの料金体系

②Wrikeの料金体系

まとめ

どちらも価格は高めといったところでしょうか。

それぞれ料金帯によってできることが違います。なのでここは大きな検討材料になるでしょう。

WrikeとAsanaで無料版機能に違いはないですが、ユーザ数がAsanaは15人、Wrikeは5人までです。

2段階目のAsanaのプレミアム、WrikeのProfessionalではWrikeのほうが解放される機能が多いです。特にレポートやダッシュボードといった機能、作業負荷分析や承認といった機能は使い勝手の良い機能なので、より低いコストで機能をたくさん使うという観点ではWrikeが優れていると言えそうです。