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PM(プロジェクトマネージャー)の役割と求められるスキルとはー基本編ー

2020年7月6日

「全ての仕事がプロジェクトになりうる時代」に突入した現代では、様々なプロジェクトが存在しています。これらのプロジェクトを進行し、成功まで推しすすめる役割を担うのがPM(プロジェクトマネージャ)です。
今回は、PM(プロジェクトマネージャー)を任された人の「役割」と「必要なスキル」の概要を基本編と題してまとめてみました。

PM(プロジェクトマネージャ)になったら、まず最初に「基本的な役割とスキルを把握」しましょう!そして、基本を押さえたうえで、プロジェクトごとにカスタマイズできる応用力をつけていきプロジェクトを成功に導きましょう。

 PM(プロジェクトマネージャー)の役割ー基本編ー

PM(プロジェクトマネージャー)の役割としては大きくはこの3つといえます。

1、プロジェクトの目指すところを定める

プロジェクト進行で最重要のフェーズである「要件定義」の基礎となる「プロジェクトの目指すところ・目的を設定する」ことが最初の仕事となりますただし、アジェイル形式でプロジェクトを進めた場合、突発的に課題が出てくることは日常茶飯事です。 PM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクトを進めていく中で、ブレたり、迷走した場合に「一度戻って考える場所・戻れる軸」となるものを定め、メンバーに示すことが役割となります。

2、プロジェクトチームを結成する(人の採用)

プロジェクトが成功するかどうかは、プロジェクトメンバーの顔ぶれを見た時点でほとんど決まっている場合もあるくらい、プロジェクトメンバーは重要となります。 

PM(プロジェクトマネージャー)はメンバーをアサインし、チームを結成することが役割となります。例えば社内のプロジェクトであれば、社歴、年齢層、得意分野、専門知識、コミュニケーションのタイプ、人間性、そして自分がちゃんとマネージできる人なのかどうかを見極める必要があります。
また、社内ではメンバーが足りない場合は、社外にアウトソースするかどうかも決め、アウトソース方法(BPO、派遣、フリーランス採用など)を決めたうえで採用も行います。
社内でも社外でもメンバーを集める場合は、当然コスト(人件費)も一緒に検討します。優秀なメンバーばかり集めれば、プロジェクトの成功に近づきますが、当然コストもかかります。
プロジェクトが持っている予算内で、最大のパフォーマンスが出せるチーム編成を考え実現させることが PM(プロジェクトマネージャー)の役割となります。

3、プロジェクトマネジメントをする

PM(プロジェクトマネージャー)の最大のミッションは、当然ながら「プロジェクトを成功させる」ことです。そのため、成功までの管理責任が PM(プロジェクトマネージャー)の役割となります。

プロジェクトの全体像を俯瞰して、スケジュール通りに進んでいるか、プロジェクトの目的からずれてしまっていないか、予算オーバーしていないか、品質は担保できているかなど、全体の進行及び、プロジェクトの目標達成までの責任を担います。

PM(プロジェクトマネージャー)の持つべきスキルー基本編ー

PM(プロジェクトマネージャー)の持つべきスキルとしては大きくはこの3つといえます。

1、進捗管理スキル

基本的にはプロジェクトとは目的と期限は決まっているものです。あまりに未知なものへのチャレンジングなプロジェクトで、例え期限が決まっていなかったとしても、中間地点での振り返りと、進捗管理は必須となります。
その為、「誰が、いつまでに、どのタスクをどの程度進められていて、チーム全体として進捗はスケジュール通りなのかどうか、遅れている場合はどのくらいでとりもどせるのか」を管理する必要があります。 PM(プロジェクトマネージャー)として、進捗管理のスキルは必須事項となります。

2、コミュニケーションスキル

PM(プロジェクトマネージャー)として多くの人が関わるプロジェクトを成功に導くためには、メンバーひとりひとりとコミュニケーションを取ることができて、信頼関係を築けるのは当然として、顧客がいる場合は顧客とのコミュニケーション、社内プロジェクトの場合でも、予算を管理している上長・ボードへの進捗報告が発生します。その為、PM(プロジェクトマネージャー)にコミュニケーションスキルは必須となります。
例えば、プロジェクトの進行が変わったり、既に進んでいるタスクをのものの内容を変更しなければならなくなった際、その変更をプロジェクトメンバーに共有するタイミングや伝え方、外注先への共有・指示・調整など、どれもコミュニケーションスキルがない PM(プロジェクトマネージャー)が行うとチームの結束力がなくなり、プロジェクト自体が空中分解を起こす可能性があります。

3、リーダーシップ

現代社会の複雑なプロジェクトにおいて、当初決めた計画通りに、全てのフェーズやタスクが進捗し、チームメンバーが順調に仕事を進められるプロジェクトなどほぼ存在しません。なんら問題もなく進むプロジェクトがあるとすれば、それは、単なるルーティンワークでありプロジェクトではないと考えれます。
タスクを進めるなかで突如出てくる課題へ対峙し、どのように進めるか、予算はどうするか、誰に新たなタスクを任せるか、など様々なことを決断し、それをプロジェクトメンバーに浸透させていくには、リーダーシップが必要になります。

まとめ

Withコロナ時代になり、様々なプロジェクトが存在している現代では、一筋縄では進まないプロジェクトが多くなっています。しかし、PM(プロジェクトマネージャー)として、基本としてしっておかなくてはならない「役割とスキル」はどのプロジェクトを担当しても変わりません。必ずこれらの役割とスキルを意識して、PM(プロジェクトマネージャー)としてプロジェクトを成功に導きましょう。